世界が揺らいだとき、ヒロシマは何を語ってきたのか。広島市長が毎年8月6日に読み上げる「平和宣言」は、核兵器廃絶と戦争のない世界を目指す決意の表明であり、時々の国際情勢や国内の動きを投影してきた。これまで74回の宣言を通読できる「『平和宣言』全文を読む―ヒロシマの祈り」(早稲田新書)は、歴代の広島市長が紡いできた宣言を「人類生存のためのテキスト」と紹介する。ロシアによるウクライナ侵攻が続く今、ヒロシマがつむいできた訴えに向き合ってみたい。
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