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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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揺らぐ世界 語るヒロシマ 74回の「平和宣言」が訴える決意

被爆76年の原爆の日に、原爆慰霊碑前で手を合わせる人たち=広島市中区で2021年8月6日午前6時55分、山田尚弘撮影
被爆76年の原爆の日に、原爆慰霊碑前で手を合わせる人たち=広島市中区で2021年8月6日午前6時55分、山田尚弘撮影

 世界が揺らいだとき、ヒロシマは何を語ってきたのか。広島市長が毎年8月6日に読み上げる「平和宣言」は、核兵器廃絶と戦争のない世界を目指す決意の表明であり、時々の国際情勢や国内の動きを投影してきた。これまで74回の宣言を通読できる「『平和宣言』全文を読む―ヒロシマの祈り」(早稲田新書)は、歴代の広島市長が紡いできた宣言を「人類生存のためのテキスト」と紹介する。ロシアによるウクライナ侵攻が続く今、ヒロシマがつむいできた訴えに向き合ってみたい。

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