特集

Fun!フィギュア

フィギュアスケートを楽しむ「Fun!フィギュア」。銀盤で輝きを放つスケーターが描く魅力あふれる世界を伝えます

特集一覧

脱脳筋! 昨季「2冠」の18歳・三浦佳生が見据える場所

取材に応じる三浦佳生選手=横浜市港北区で2023年8月2日、渡部直樹撮影
取材に応じる三浦佳生選手=横浜市港北区で2023年8月2日、渡部直樹撮影

 また一つ、たくましさを増していた。言葉も、そして顔つきも。フィギュアスケート男子の三浦佳生(かお)選手(18)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=が、今季初戦を前に毎日新聞の取材に応じた。ジュニアの年齢ながらシニアに本格参戦した昨季は、国際スケート連盟(ISU)主要国際大会の4大陸選手権と、世界ジュニア選手権を制し大きく飛躍を遂げた。日本のホープは昨季をどう自己評価し、今季はどこを見据えているのだろうか。【倉沢仁志】

「最年少」と言われても……

 「良いことも、悪いこともあった。3年後のオリンピック(2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ大会)に向けて、経験しとくべきことを経験できたシーズンになったんじゃないかと思います」

 主要国際大会のタイトルを二つ獲得したが、昨季を振り返る口調は冷静だった。2月の4大陸選手権で北京冬季五輪金メダルのネーサン・チェン選手(米国)の17歳9カ月を更新する17歳8カ月で優勝。ただ、「最年少王者」と呼ばれたことについては謙遜気味に語った。

 「ネーサンとは、ちょっと比べられないですよ。優勝はうれしいですけど、最年少と言われても…

この記事は有料記事です。

残り3006文字(全文3489文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月
  翻译: