26人が犠牲となった大阪・北新地の心療内科クリニック放火殺人事件は17日で発生から3年となった。悲しみが消えることはない遺族や関係者らは、かけがえのない人の死を現場で悼んだ。
息子を亡くしたという70代の女性は自宅で仏壇に花を供えた後、午前8時すぎに現場を訪れた。「今も息子が帰ってくるような気がするのに、帰ってこない。3年たっても、ただただ悲しいです」。息子には妻と子がおり、来院時間があと少し遅ければ事件に巻き込まれなかった可能性があったという。女性は…
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