※記事内容一部訂正済み。
さて。
障害基礎年金、障害厚生年金と障害年金には2つ種類があります。

なお、20歳前障害の障害基礎年金は年金保険料の納付要件を問われません。
なので、そのまま20歳になれば障害基礎年金として貰えることになります。
これは、未成年の頃に発症した病気や発覚した障害があった場合です。

あとの障害年金は国民年金や厚生年金などに入って保険料を納付してることが条件ですがこの場合は20歳以降に病気を発症したり障害が発覚したりしたときに貰える年金です。(会社勤めの場合厚生年金に加入となるそうです。)

しかし、お金は人を狂わす。
まさにこれです。
お金と他者からの嫉妬、僻みは切っても切り離せません。
つくづく、お金って怖いなーと思います…

最近、障害年金受給者叩きが目立ちます。
よく障害年金受給者が炎上したりもしています。

前にも似たようなことを記事にして書きましたが。

さて。障害年金について知っておいて欲しいので説明します。
私も私で完全に知識がある訳ではないのでご了承ください。
まぁ、年金制度って本当にややこしいですよね。

まず。
何度も記事に書いてますが、障害年金と生活保護は全くの別物です。

例えば、生活保護は資産を持ってはいけない、預貯金があってはいけない、貯金できない、2台以上のパソコンや車などの贅沢品を原則持ってはいけない、ケースワーカーが定期的に訪問に来る、お金の使用用途やここ最近の状況(就職活動はどうなのかや、働けない場合は最近の状況を聞かれることがあるらしいです。)、特に変わったことがないかも聞かれるそう。
いろいろチェックされるそうなのでとても厳しい制度だそう。

しかし、障害年金はそんなことは一切ありません。
資産を持っても良いですし、預貯金がいくらあっても良いですし、障害年金を貯金しても良いですし、2台以上パソコンを持とうが車を持とうが自由ですし、役所の人が定期的に訪問に来ることもまずよっぽどのことがない限りあり得ません。
障害年金を何に使ったかを伝える必要も一切ありません。

障害年金の使い道は生活保護とは全く違って自由です。
障害年金のメリットですね。何に使うかは自由ですし、使わずに貯めるのも自由。
もちろん生活費や医療費など必要なことにも使って良いと思います。

ここは覚えておきましょう。

◇障害年金受給者は遊びに行ってはいけないのか?遊びに行くと不正受給になるのか?
また診断書の内容と矛盾してることにならないか?

と疑問を持つ人も居ると思いますが…

◆障害年金受給者が遊びに行ったくらいでは不正受給にはなりません。

助言や指導があれば外出できるという人も居るのです。
また、付き添いの家族、もしくは配偶者と一緒に遊びに行くというパターンもあります。

◇障害年金でブランド物、贅沢品を買ってはいけないんじゃないのか?それって不正受給じゃないのか?

と疑問を持つ人も居ると思います。

◆ブランド物、贅沢品を買っても不正受給にはなりません。また、車を持つのもOKです。
実際、車を運転しながら受給している人はいます。

◇障害年金受給者が旅行に行ってるけど不正受給じゃないのか?

◆いいえ、旅行に行っても不正受給にはなりません。国内旅行、中には海外旅行まで行ってる人もいます。

◇働きながら受給してるのは不正受給じゃないのか?また、他の不労所得や動画配信などネットで稼いだ雑所得があるのも不正受給じゃないのか?収入がある人には要りませんよね?

◆いいえ、実際働きながら障害年金を受けている人はいますし雑所得があっても構いません。
もちろん投資で得た所得もOKです。
ただし、20歳前の障害基礎年金には所得制限がありますがそこにさえ気を付けていれば大丈夫なんじゃないかと思います。障害年金以外にも収入を得てもOKです。生活保護のように役所などに収入の申告の必要もありません。※ただし内容によっては主治医に話したほうが良いでしょう。


◇障害年金は税金ですよね?

◆いいえ、保険です。国民年金の場合、老後に貰う老齢年金を先に障害者になった今、先に障害基礎年金として貰っているということになるのです。法廷免除することも納付することもできます。


と、何かと生活保護と一緒くたにしている人が本当に多いと思います。

基本的に、障害年金受給者がやってはいけないことはありません。
もちろん不正受給、犯罪、他人に迷惑をかける行為はしてはいけません。

悪いことしていないのなら、何をしても自由です。
持ってはいけないものも決まりもありません。

つまり、こういうこともあり、障害年金の不正受給の基準は難しいのが現状だと思います。

例えば、障害年金受給者がSNS、動画配信などで炎上して何人ものアンチ達が役所に通報し、年金事務所、年金機構などにも通報し、受給者本人が障害年金が支給停止になったという話をたまに聞きます。

また、SNS内で誹謗中傷されたなど。こういう話も聞きます。

何故、その人達が支給停止になったのか。
それは誰にも分かりません。私にも分かりません。

つまり不正受給の基準が分かりづらいところが問題だとも思います。

しかし、実際は遊びに行ったり旅行に行ったりブランド物、贅沢品を買ったくらいでは不正受給にはなりません。

障害年金は障害があり、日常生活や労働に支障がある上で貰えるお金です。
また、対象の傷病名であれば貰えるのです。
障害厚生年金だと働いていても3級貰える可能性は十分にあります。
障害年金3級や2級で、周りの援助や助言、指導を受けながら仕事をしている人もいます。

なので遊びに行くのも、もちろん助言や指導があったり付添人が居れば遊びに行ったり旅行に行ったりもすると思います。

必ずしも診断書の内容と一致したような生活とは限りません。
診断書はあくまでも審査されるための目安なんじゃないか?と思います。

症状には波があるので、必ずしも診断書の内容と一致したような生活とは限りません。

正確に時間をかけて診断を受け、医者もわざわざ時間を割いて障害年金の診断書を考えて書いてくれている訳です。

確かに不正受給者もいると思います。
医者と協力して不正受給してる人もいると思います。
そこは間違ってないと思います。

もちろん、医者に嘘をついて不正受給するのはダメです。

ですが、受給者に向かって「これをしているから不正受給だ!」「遊びに行ってるから不正受給だ!」「詐病だ!」とすぐに決めつけないほうが良いと私は思います。

障害年金を受けている方々も働けなくても少しは人間らしい生活がしたいはずです。
障害年金受給者のほとんどが、働きたくないからわざと働いていないという訳ではないと思います。
働けるなら働きたいと思ってる人も沢山いると思います。

しかし、特に精神障害とかだと働くのが難しくなります。
これはもう当事者にしか分かりませんよね…;;

特に最近、障害年金叩きが目立つので再び障害年金について記事にしました。

また、前も似たようなことを書きましたが、通報にはリスクが伴います。
実名で通報しなければ基本的には動いてくれないことがほとんどです。
どうしても怪しい場合は通報してみても良いでしょう。

しかし、通報された側が弁護士に相談することもあるかもしれません。
最悪の場合訴えられる可能性もあるということは覚えておいてください。

不正受給の基準は曖昧であり、判断が難しいのが現状だと思います。

そして受給している人達、“何も悪いことをしていないし診断書も虚偽ではない” というのなら堂々としましょう。
何もしないまま毎日を過ごすと余計、精神的に病んでくるだけです。
精神にも体にも悪いです。

障害年金受給者であろうが、好きなことをして過ごしても良いと私は思います。

ただ、過度なアピールはSNSでは控えたほうが良いのかもしれません。
最近のSNSは本当に恐ろしいです。何を言われるか分からないので、怖いなーと思う人は過度なアピールは避けたほうが良いでしょう。
というかインターネット自体が恐ろしいですよね(^^;)

まぁ、受給している方々、気楽に行きましょう。