テート美術館展
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします!
元日に発生した能登半島地震で被災された方々におかれましては、お見舞い申し上げます。
私の実家も加賀市にあるのですが、幸い被害はほぼなかったようです。
これからも、余震に充分にご注意いただき、一日も早い復旧を祈っております。
では、早速ですが、年始1発目の記事は久々のアート関連です。
英国を代表する国立美術館テートから「光」をテーマに厳選した名品約120点が一堂に会した展覧会「テート美術館展」を観に中之島美術館へ行ってきました。
「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブル、”幻視者”の異名を持つウィリアム・ブレイクといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの作品や、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けた展示となっています。
本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集めているため、統一感がないようにも感じましたが、そのエリアごとに特徴がありいろんなテイストのアートに出会えるという意味では充分に楽しめました。
陽光の中に立つ天使 - ターナー
私が注目していたのは、やはりターナーで、遠くから観てようやくテーマの輪郭が微かに浮かび上がってくるところに魅力を感じましたし、その他にも、だいぶ前に神戸で作品展を観たことのあるバーン・ジョーンズの作品も1点だけでしたが展示されており、英国特有の湿り気のある無表情な感じが相変わらず印象的でした。さらに、あのトマス・ハリスの作品「レッドドラゴン」の挿絵にも使われたウィリアム・ブレイクの作品も数点あり幻想的で惹き込まれましたし、以前NHKでも取り上げられていたエリアソンの作品たちの都会的で洗練されたところにも惹かれました。
愛と巡礼者 - バーン・ジョーンズ
アダムを裁く神 - ウィリアム・ブレイク
星屑の素粒子 - オラファー・エリアソン
加えて、既に東京展で観ていた友人からイチオシされていたゲルハルト・リヒターの作品も1点展示されていたんですが、こってりと盛った絵具で一度描いた対象物の上を刷毛で横向きに擦るようにすることであえて抽象化し鑑賞者の想像力を掻き立てるという素晴らしい作品でした。
この作品も撮影可だったのですが、撮影不可の作品と並列して展示されていたため勘違いしてしまい残念ながら写真に収めていません(><)
観客は、案外若い人達も多く、写真OKの作品の前では、皆さんガンガン撮ってました!
きっと、SNSにいっぱい投降するんでしょうね♪
そういう私も、つられていっぱい撮っちゃいましたので、たくさん貼り付けときました。
スイング - カンディンスキー
エプト川のポプラ並木 - クロード・モネ
大阪展は、1月14日までとなっておりますので、ご興味のある方はお早めにどうぞ!
では、絵にちなんで久々のRie fuで”BIGGER PICTURE” live
ちょっと使う意味合いは違いますが…(笑)
あと、ようやくオフィシャルからアップされたこの映像を♪
竹内まりや「プラスティック・ラブ」ライブ バージョン @ 日本武道館 2000年 (feat. 山下達郎)
tag : テート美術館展
中之島美術館開館記念超コレクション展
先週末ようやく都合がつくようになり、超コレクション展の前売り券をこの三連休でゲットしようとしたら、なんと最終日までほぼ売り切れ状態。
なんとか最終日の最終枠16:00~17:00のみでしたが、僅かに空いていたのでゲットして一昨日観に行ってきました。
シップス・キャット(ミューズ)
で、入口で入場の順番待ちしていたら、閉館時間を18:00まで延長するというアナウンスがあり一安心しました!そりゃあ、たった1時間ではサラッとしか観れませんからね。
当日は、まず堺筋線の北浜駅で降りて、そこから久々に中之島界隈を目的地の中之島美術館に向かって散策してみました。
中之島図書館や中央公会堂に香雪美術館、川沿いの遊歩道にはいろんなアート作品も並んでいます。
天気も良くて、とても気持ち良かったです♪
遊歩道にあるオブジェ
展示会場では、所々で撮影可能の作品がありましたので、ちょっとだけ貼り付けときました!
佐伯祐三 郵便配達夫
ロートレック ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ
今回のコレクション展で、超有名な作品が大阪にこんなに色々と在ったことに驚いたことと、あと、今井俊満さんという今回初めて知った画家さんの作品がとても印象的でした。
ジャクソン・ポロック風のものがあるかと思えば、日本画の侘び寂びを感じられるような作品もあったり、それでいて作者独自の個性の統一感が感じられるという大変興味深い画家さんでした。
けど、実は会場を出た後にまで心に残ったのは、ロシアの構成主義的なポスター3枚の作品でした。レーニンやスターリンが描かれていたんですが、21世紀に入ってもなお彼らの独裁という影をいまだに感じられる現状を改めて実感させられました。。
ジャイアント・トらやん
中之島美術館全景