めちゃくちゃおもしろい元宝塚トップ紅ゆずる 大劇場を大爆笑の渦に

有料記事すみれ Forever

河合真美江
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すみれForever:32

 宝塚歌劇団の元星組トップスター紅(くれない)ゆずるさんは在団中、抜群のコメディーセンスで客席に笑いを届けました。2002年に初舞台を踏んだ88期生。入団15年目でトップの座をつかんだ紅さんには、熱い宝塚愛がありました。

宝塚歌劇団OGのみなさんが、次の人を指名しながらリレー形式で登場するインタビュー企画。今回は、元星組トップスターの柚希礼音さんから、紅さんへ。

 入団して星組に配属されたとき、柚希(礼音)さんは研4(入団4年目)にしてすでにスターさんでした。後輩に指導するというのは、自分もそれ以上にちゃんとしなければいけない。言いたくないことを言うのも大きな愛情です。ご自身にも厳しい方で、柚希さんからそのことを学ばせていただきました。

 思い出の作品を選ぶのはかなり難しいのですが、達成感としては「スカーレット・ピンパーネル」の新人公演(08年)が思い出深くて。すごい抜擢でした。宝塚大劇場の本公演では、一つ前の作品が初ゼリフだったんです。新人公演の2番手、3番手もやったことがなかったのに、突然主演。発表の時、どうしていいかわからない状況でした。

 とにかく不安で、ずっとお稽…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア