センサーで受信、非接触型の血圧計開発 健康の「見守り」にも一役

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城真弓
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 北九州市立大学の梶原昭博特命教授(電子通信工学)が、非接触型の血圧測定計を開発したと発表した。従来の血圧計と異なり、心臓の動きをとらえた「ミリ波」と呼ばれる電波をセンサーで受信することで、離れた場所からでも連続して測定できるという。家庭用品としての1年以内の実用化をめざす。

 梶原教授によると、従来の血圧計は、測定用の腕帯(カフ)を腕に巻いて圧迫して血管の動きから血圧を測定する。

 一方、血圧は1拍ごとに変動し、急激な血圧変動が脳・心臓疾患の発症リスクを高めるといわれている。そのため、正確な状態を把握するには、1回限りではなく、連続した血圧を日常生活のなかで物理的、精神的ストレスなく測定することが必要だ、と梶原教授は説明する。

 梶原教授の研究室では、波長…

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この記事を書いた人
城真弓
西部報道センター北九州総局|教育・子育て、北九州市政担当
専門・関心分野
地方・教育・療育・子育て・食・防災