心配いらねぇだ~。3月19日に宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で開幕した雪組公演「夢介千両みやげ」。明るいドタバタ時代劇のなかで、トップスターの彩風咲奈(あやかぜ・さきな)の演じる農家のせがれが、ほっとする空気感を醸し出している。
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山手樹一郎の同名小説が原作。江戸時代を舞台に、小田原の庄屋の息子・夢介(彩風)が、訪れた先の江戸で起こる騒動を優しさとお金で解決する。夢介の懐の深さに、女性たちはほれこみ、悪さを働いた人たちは改心していく。
スリのぬれぎぬにつつもたせ、望まぬ縁談など、息つく間もなく次々と事件が発生。血の気の多い登場人物が多く、舞台装置もめまぐるしく変わる。少し展開が速い印象を受けたが、騒がしい雰囲気のなかで、のっそりとした夢介の存在感がひきたっていた。
モテモテなのに、いわゆる「…
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