宝塚トップ柚香光が「ピアノの魔術師」に 人生初挑戦は大人の色気で

有料記事宝塚歌劇団

河合真美江
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 多くの女性をとりこにしたピアノの魔術師をこの人が演じたらどうなる――。宝塚歌劇団の花組公演「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」が6月4日、宝塚大劇場兵庫県宝塚市)で開幕する。ポスターからも妖しい色気がにじむトップスター柚香光(ゆずか・れい)は、リスト役にどう挑むのか。人生初挑戦という場面もあるというから楽しみだ。

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 19世紀にヨーロッパで活躍したピアニスト、フランツ・リストが華やかなイメージの陰で自分とは何かを追い求めていくミュージカル。カリスマ的な人気を誇ったリストは、柚香にとっても「上級のピアニストしか手を出すことができない楽曲を生み出した超絶技巧の方」というイメージだったという。今回演じるにあたって「身の引きしまる思い」と言い、こう話す。

 「エンターテイナーの要素が強い、ピアニスト界のアイドル。彼の自己プロデュース力やサービス精神を、人間味を持ってお芝居していけたら。華やかな部分だけでなく芸術家らしい奥ゆかしさがある人なので、深くお芝居していきたい」

 トップスターも自己プロデュース力が求められる。共感でき、キャラクターとしても「わかる、わかる」と重なる部分が多いという。

 「音楽を愛するがゆえに自己…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア