270人競う木登り大会 油塗ったテカテカの木、汗だくで登るわけ

有料記事特派員メモ

半田尚子
[PR]

特派員メモ@ジャカルタ

 インドネシアの独立記念日(8月17日)に各地で行われる競技がある。表面に油を塗った木を登り、先端にくくりつけた自転車や家電製品などの景品を奪う競争だ。

 首都ジャカルタでの木登り大会を見学した。参加者は約270人。開始の合図で、敷地に立つ45本の木(高さ約6メートル)を一目散に登り始めた。木にしがみつく参加者は全身油まみれ。体からは大粒の汗がしたたり落ちていた。頂上にたどり着いた参加者は観衆の大声援に包まれた。

 競技のルーツは、オランダに…

この記事は有料記事です。残り273文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
半田尚子
ジャカルタ支局長
専門・関心分野
東南アジア、グローバルサウス、平和