将棋のトップ棋士たち、新春の誓い 「藤井聡太さんはモーツァルト」

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村瀬信也 北野新太
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 インターネットテレビ局主催の将棋の非公式戦「ABEMAトーナメント」の収録が4日、都内で行われ、藤井聡太竜王(20)を始めとするトップ棋士14人が報道陣の取材に応じた。王位、叡王、王将、棋聖と合わせて五冠を保持する藤井竜王が圧倒的な強さを見せている近年の将棋界。そうした状況にどう向き合うかについて率直な心境を語る棋士たちもいた。

 藤井竜王は、8日開幕の第72期王将戦七番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で羽生善治九段(52)の挑戦を受ける。羽生九段にとっては、史上初のタイトル獲得100期がかかる。

 両者がタイトル戦で当たるのは初めて。藤井竜王は「大舞台で対戦できるので楽しみにしている。第1局まですぐなので、いい状態で迎えられたら」と語った。年末年始は研究に励む一方、家族でトランプの「大貧民」に興じたという。結果について問われると、「トントンぐらいでした」と言って笑顔を見せた。

藤井聡太竜王に王将戦で挑戦する羽生善治九段、名人戦で挑戦を受けるかもしれない渡辺明名人。そして「強引なこじつけかも」と言いつつモーツァルトに例えたのは……。トップ棋士たちの新春の声をお伝えします。

 羽生九段は2020年の竜王…

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