寺島しのぶさん長男、歌舞伎初舞台へ 「いつかフランスで公演を」
人間国宝の歌舞伎俳優、尾上菊五郎さん(80)の孫で、俳優の寺島しのぶさん(50)の長男、寺嶋眞秀(てらじままほろ)さん(10)が、東京・歌舞伎座で5月に開かれる「團菊祭五月大歌舞伎」で、初代尾上眞秀を名乗り、初舞台を踏むことになった。松竹が7日、発表した。
眞秀さんは寺島さんと、仏人のクリエーティブディレクター、ローラン・グナシアさんとの間に2012年に誕生。17年5月の歌舞伎座公演に本名で初お目見えして以降、何度か歌舞伎の舞台に出演している。
この日、東京都内の仏大使公邸で開かれた記者発表で、眞秀さんは仏日両語であいさつ。「小さい頃から歌舞伎が好きでした。いつか、僕とパパの母国のフランスで、歌舞伎公演をやってみたいと思います。お客様に楽しんでもらえるように練習に励みますので、どうぞ5月の舞台にお越し下さい」と話した。
菊五郎さんは「誠にうれしいことでございます。今、腰を痛めているのですが、5月の襲名狂言には元気な姿をお見せしたいと思います」と笑顔を見せた。また、これまでの舞台でも共演している叔父の尾上菊之助さん(45)は「舞台を楽しんでいる感じが、体からにじみ出ている。叔父として彼を支え、修業の手助けができればと思っております」と話した。
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