首都圏で増える公立中高一貫校、根強い人気と意外な受検動向 対策は

有料記事変わる進学

[PR]

 首都圏で増えつづける公立中高一貫校。今年の受検の動向について、首都圏模試センターの北一成・教育研究所長に聞いた。北さんは「根強い人気がある」と話す一方、ある意外な傾向があるとも指摘する。その背景や、来年以降の受検対策に必要なことについて聞いた。

 ――首都圏では近年、公立中高一貫校の開校が増えています。

 特に茨城県では2020年度以降、県立のトップ高校に付属中学校が開校するなど新設が相次いでおり、ブームになっています。埼玉県でもさいたま市立大宮国際中等教育学校が19年度に、川口市立高校付属中が21年度に新設されました。

学校数増でも受検者数は減 理由は?

 ――今年の受検者数の概況は。

 全体の受検者数は減りました…

この記事は有料記事です。残り975文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2023年3月4日8時44分 投稿
    【解説】

    ハリー・ポッターの学校「ホグワーツ」を思い出してください。ホグワーツは中学校でも高校でもありません。7年生の中等教育学校です。大学進学を前提にした場合、中等教育をひとまとまりとして考えるのが世界のマジョリティーです。 戦前にあった日本のい

    …続きを読む