さよならじゃない、また会おうね OSK「桜咲く国」で春が来た

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河合真美江
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まだまだ勝手に関西遺産

 かろやかで、どこか哀切なメロディー。つい口ずさんでしまう。

 桜咲く国 桜 桜……

 おなじみの「桜咲く国」。OSK日本歌劇団のテーマソングだ。

 大阪・ミナミの大阪松竹座100周年。2月に上演されたレビュー「春のおどり」でも歌われた。

 初日のカーテンコールでトップスター楊琳(やんりん)さんはこうあいさつした。

 「私たちの故郷の松竹座で、次の100年への一歩を踏み出すことができました。お待ちかねのテーマソング。ミニパラソルのご準備はいいですか」

 舞台にせいぞろいした劇団員が歌いながら、ピンクのパラソルを閉じて開いてクルクルクル。客席でも小さなパラソルがクルクルクル。

歌い継がれる「文化の薫り高い曲」

 パラソルで表現する桜、いい…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア