小1で洋書、英語で質疑も… 「全国初」の公立小中高一貫の授業とは

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塩入彩
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 昨春、東京都立川市に開校した都立立川国際中等教育学校の付属小学校。「全国初」の公立小中高一貫校との触れ込みや、「小1から週4時間の英語学習」などの教育内容が注目され、初年度の応募倍率は30倍超と話題をさらった。実際にどのような授業が行われ、何が見えてきたのか。開校2年目の学校を訪ねた。

 「Can you tell me about this story? Do you think it was a dream?(この物語について話してくれる? それは夢だったと思う?)」

 6月上旬、立川国際小の1年生の英語の授業で、米国出身の外国語指導助手(ALT)が英語で児童に問いかけた。すると児童からは「No」や「Yes」といった発言と共に、その理由が述べられた。

 このクラスは、学年の中でも英語力の高い児童9人が所属する「発展クラス」。帰国子女のほか、日本で育った英語学習に熱心な家庭の子、英語を使うプリスクールの卒園生らが多いという。

記事後半では、さらなる学校の取り組みのほか、保護者の実際の評価や幼児教室から見た試験や合格者の傾向なども紹介します

 授業で使用したのは、米国の…

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この記事を書いた人
塩入彩
首都圏ニュースセンター|教育、武蔵野地区担当
専門・関心分野
ジェンダー、教育、性暴力、性教育