「白馬の王子、冗談じゃない」 文化功労者に漫画家・里中満智子さん

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小原篤
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 「アリエスの乙女たち」「狩人の星座」「天上の虹」などで知られる漫画家の里中満智子さん(75)が今年の文化功労者に選ばれた。漫画家としては、横山隆一さん(1994年)、水木しげるさん(2010年)、ちばてつやさん(14年)、萩尾望都さん(19年)、大島弓子さん(21年)に続き6人目。手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)選考委員であり、日本漫画家協会理事長として漫画の地位向上に努め、表現規制反対の声を上げるなど、漫画界の「顔」としても大きな存在感を示してきた。

 ――おめでとうございます。知らせを聞いた時の思いは?

 文化功労者には、ほかにもっとふさわしい方がいらっしゃるので「えー……?」と思いました。もっと早くから漫画というものが評価されていたら、私よりももっとふさわしい大先輩たちが選ばれていたはずです。そうした方々が、様々な表現やテーマを切り開いて、世間の見方や評価を変えてきたから今がある。頭が下がります。

 それでも、例えばお子さんが…

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この記事を書いた人
小原篤
文化部|映画・アニメ・マンガ
専門・関心分野
映画・アニメ・マンガ全般