建築家の西澤徹夫さん初個展 異なる仕事の模型を二つ並べるルールで

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編集委員・大西若人
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 京都市京セラ美術館の改修・改築(共同設計)や数々の美術展の会場構成を手掛ける建築家の西澤徹夫さん(1974年生まれ)が26日まで、初の個展を開いている。建築やプロジェクトの部分模型を中心にした展示からは、建築への現代的な問題意識がうかがえる。

 もともと模型はあまり残していないという西澤さんは、個々の建築の全体模型を作ることはしなかった。「再現することには面白みを感じなかった」と明かす。

 展示のルールは、異なる仕事の模型を二つ並べること。例えば、東京国立近代美術館「ヴィデオを待ちながら」展(2009年)の会場構成の模型と青森県八戸市美術館(21年、共同設計)の外構の模型が並ぶ。

「自分のスタイルがない」

 「自分のスタイルがない」「…

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