お調子者でお人よし、でもまじめでひたむき 急逝した元大関朝潮

有料記事角界余話

抜井規泰
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 「大ちゃん」の愛称で1980年代の相撲人気を支えた元大関朝潮の長岡末弘さん(先代高砂親方)が逝ってしまった。小腸がんだったと聞く。67歳の若さだった。

 近畿大相撲部で学生横綱とアマチュア横綱を2年連続で獲得。有望株は各部屋の争奪戦となった。78年に高砂部屋に入門すると、わずか4場所で幕内に駆け上がった。

 ただ、学生相撲出身の力士はまだ少ない時代で、大学出を「アンチャン」と呼び、のけ者にするような時代だった。

漁師だった父の船 口を濁したわけは……

 なぜ高砂部屋を選んだのか…

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この記事を書いた人
抜井規泰
さいたま総局
専門・関心分野
大相撲、江戸文化、東京防災、荒川防災、東京大空襲、魚河岸