どれだけ野球がうまくても 米名門大監督がまず確認する「ある要素」

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ワシントン=河野光汰
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 野球だけではなく人生の可能性を広げたい――。高校通算140本塁打の花巻東(岩手)の佐々木麟太郎選手は今年、米国の大学に進学することを表明しました。

 米国では試合出場に一定の学業成績が求められるなど文武両道が基本です。クリントン元米大統領ら多くの人材が輩出し、野球部も全米大学体育協会(NCAA)1部に所属するジョージタウン大学のエドウィン・トンプソン監督は「スカウトでは最初に学業成績を確認する」と断言します。

 ――率直に聞きますが、ジョージタウン大学のような大学に野球部員として入学するには何が求められるのでしょうか。

スカウトしたい高校生見つけても...

 ジョージタウン大学は(米北…

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この記事を書いた人
河野光汰
国際報道部
専門・関心分野
事件、国際情勢、スポーツ
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    遠藤謙
    (エンジニア)
    2023年12月16日3時42分 投稿
    【視点】

    NCAAにおいて、大学ではスポーツだけでなく学業で単位取得をしっかりとしていかないと出場できないといった決まりもある。海外のカレッジスポーツを夢見て渡米し、慣れない生活や言語のバリアに阻まれたアスリートも多い。だからといって、学業を疎かにす

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    中川文如
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長)
    2023年12月16日2時30分 投稿
    【視点】

    アメリカには、NCAA(全米大学体育協会)という組織があります。1千校以上が加入する非営利組織で、アメフトや男子バスケといった人気競技のテレビ放映権料、チケット販売で得られたお金を各校に配って、競技横断的に大学スポーツを盛り上げようとする組

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