Jリーグ、会見で「全て解決ではない」 夏開幕へ議論重ねた10カ月
潮智史
長年、議論されては立ち消えとなってきたサッカーJリーグのシーズン移行が19日、理事会で全会一致で決まった。なぜ、今なのか。課題の解決策はあるのか。
理事会後の記者会見には野々村芳和チェアマンやシーズン移行を中心的に検討してきた樋口順也フットボール本部長らが出席し、「移行は、将来的にJリーグがめざす姿を実現するために必要なもの」と繰り返した。野々村チェアマンは「Jリーグを、世界と戦う舞台に変えていこうと各クラブや関係者と話しながら『移行が必要』というところに行き着いた」と話した。
議論を重ねた10カ月の間に、クラブ経営のトップだけでなく関係者ら約500人と話し合ったと経緯を説明。チェアマン自身も自問自答するなかで、「サッカーの質をどう上げるか。この問題を解決するための環境づくりに取り組もう」と考えたという。
今後10年間でめざす姿とし…
- 【視点】
世界と戦えるJリーグになるため、何が必要か。シーズン移行を巡る10カ月間の議論で、リーグやクラブの関係者は改めて原点を見つめ直したそうです。理事会後の記者会見で、野々村チェアマンはこうも語りました。 「Jリーグができて、30年。最初、
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