日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、現場となった羽田空港の混雑ぶりに注目が集まっている。
羽田空港は、混雑時には航空機が2、3分おきに発着し、世界でも有数の「忙しい空港」として知られる。年間の発着枠は約49万回で、事故当日も「容量いっぱいに使われていた」(国交省幹部)。
国交省によると、羽田空港の発着回数は1993年度は約19・6万回だった。滑走路の増設などもあり、2018年度に約45・5万回となり、1日あたり平均1248回に達した。
コロナ禍の20年度はほぼ半減したが、22年度は約41・3万回にまで回復。2、3分おきの発着はJR山手線並みだ。
国交省の担当者は、「管制官1人あたりの取り扱い機数が増えているのは事実」という。ただ、発着数は、管制官がどれくらいの航空機を安全に処理できるのかを計算した上で設定をしていると説明する。
旅客数は18年度に過去最高…
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日航機・海保機の衝突事故
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