にぎわう「くるふ福井駅」
北陸新幹線の県内延伸に合わせ、食事をしたりお土産物を買ったりできる商業施設「くるふ福井駅」が福井駅構内にオープンした。
施設はJR西日本グループの「金沢ターミナル開発」(金沢市)が運営し、敷地面積は約3700平方メートル。同じ場所で同社が運営していたプリズム福井(昨年5月閉館)の1・4倍になり、店舗数は27店から43店に増えた。
新幹線延伸に合わせ16日から営業を開始。土産用の菓子や弁当、総菜の店、飲食店が充実し、生活雑貨の店なども新たに加わった。
和菓子店「森八大名閣」は新業態の「ホホホ屋」を新規出店した。県産六条大麦やおからをベースにした玉露や木イチゴ味のクッキー、羽二重餅を入れたミルク風味のまんじゅうなどをそろえた。
日本料理の「一乃松」はカニを使った弁当などを扱う店を新たに構えた。「100年に1度のチャンス。福井の味を全国に届けたい」と坂克也社長。
「ちさリスのお家」では、リスを描く画家・藤岡ちささんの油絵の複製画を販売。リスのイラストをあしらった入れ物で郷土菓子を売り出している。
ほかには、コーヒー豆や輸入食品の「ジュピター」や、スターバックス、マクドナルドなどが入った。