夷川餃子なかじま山科店+ちゅん 町中華のバトンを受け継いで
猪鹿蝶子=ライター
夷川餃子なかじま山科店+ちゅん(京都)
コンクリート打ちっぱなしの壁に、「ちゅん」のネオンサイン。あまりの変容ぶりに、「こんなのちゅんじゃない!」と憤りすら覚える人もいるかもしれない。
山科で50年以上続いた「ちゅん」は、大将の松崎武雄さんの豪快な人柄と鍋さばきで愛された中国料理店。その歴史はこの2月、京都で数店舗展開する「夷川餃子(ぎょうざ) なかじま」グループに受け継がれた。昨春に松崎さんが骨折したのを機に、縁あって「なかじま」へのバトンタッチの計画が持ち上がった。1年ほどの特訓を経て、松崎さんの完全引退と同時に今回の大リニューアルが決行されたのだ。
現在、料理長を務めるのは寶…