奇妙な姿の「ガイコツパンダホヤ」、新種と判明 北海道大の研究で
山本智之
沖縄県・久米島沖で発見され、奇妙な姿がSNSなどで話題になっていたホヤの一種が、北海道大学の研究で新種と判明した。ジャイアントパンダの顔のような模様があり、体内の白い血管が「あばら骨」のように透けて見えることから、ダイバーの間で「ガイコツパンダホヤ」と呼ばれている。日本動物分類学会の国際英文誌(電子版)に、論文が掲載された。
X(旧ツイッター)に掲載されていた写真を北大の大学院生、長谷川尚弘さん(28)が見かけたことが、研究のきっかけになった。
長谷川さんは久米島沖に潜水してガイコツパンダホヤを採集。解剖して体の構造を調べ、遺伝子を解析して既知のホヤ類と比較した。その結果、ツツボヤ属に分類され、未知の種であることが明らかになった。
水深15~20メートルの岩…
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