地方議員の海外視察、成果は? 報告書の義務なし 1泊6万円超も

有料記事チェック海外視察

山田健悟 多知川節子
[PR]

 全国47都道府県と20政令指定市の議会へ朝日新聞が昨年末に実施した海外視察に関するアンケートを元に取材したところ、議員の海外視察に対する各議会の姿勢の違いが浮き彫りになった。

 2023年度に海外視察を実施(予定を含む)した36議会のうち、費用、人数が最多だったのが福岡県議会。知事部局と合同で友好都市を訪問したほか、議員のみの視察も4回あった。

 ただ、視察の成果を県民が知ることは難しい。

福岡県議会の議員の海外視察の成果を知りたくて、記者は情報公開請求しました。記事後半では、1泊6万6千円のホテルに連泊する計画を立てた香川県議会の海外視察についても詳しく紹介します。

 福岡県議会では視察後の報告…

この記事は有料記事です。残り2180文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
山田健悟
高松総局|香川県政担当
専門・関心分野
地方政治、行政、ジャーナリズム
  • commentatorHeader
    浅倉拓也
    (朝日新聞記者=移民問題)
    2024年4月15日12時5分 投稿
    【視点】

    インターネットでほとんどの情報が手に入る時代で、議員の海外視察はどれほど意義があるのか疑問です。と言いつつ、新聞記者の経験からも、やはり現場に行って、人に会って、というのは大切だとも思っています。ですが当然、ネットや識者の話から得られる以上

    …続きを読む