旧ジャニーズ事務所 ファンクラブは独立、原盤権などは段階的縮小へ
故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、「SMILE―UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)は15日公式サイトで、今夏をめどにファンクラブを同社から分社して独立を進め、音楽の原盤権などは保有割合を段階的に小さくすることを検討している、と発表した。マネジメントなどの業務を引き継ぐ「STARTO(スタート) ENTERTAINMENT(エンターテイメント)」は、10日に本格始動したが、「新旧会社の経営の分離が不透明だ」との声が上がっている。
同社によると、会員の個人情報を預かり、チケット販売などをしていたファンクラブ「ファミリークラブ」は当初、スタート社への譲渡を検討。しかし、スタート社の経営状況から難しいという判断に至ったという。譲渡には贈与税などの負担が生じる。
スタート社が新たにファンクラブを立ち上げることも、会員の中に番号に愛着のある人がいることなどから断念。そのため、分社し、独立させる方針を取ったという。スマイル社は初期には株主として残るが、段階的に保有割合を減らし、配当などの利益を受け取らないとしている。
スマイル社と、創業家の藤島…
- 【視点】
昨日の夕方に突如として発表されたこの声明ですが、10日のSTARTO発足の東京ドームコンサート前に私と朝日新聞はそれぞれ質問書を送っていたのに回答がありませんでした。しかし11日の夜にNHKがテレビやウェブで(民放の姿勢等も含めて)網羅的に
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