期間限定ショップ人気の「奈良のトビラ」 平城宮いざない館に常設店

今井邦彦
[PR]

 全国各地で期間限定のアンテナショップを開き、奈良の名物や特産品、観光情報を紹介しているプロジェクト「奈良のトビラ」が20日、奈良市平城宮跡歴史公園の平城宮いざない館に常設店をオープンする。

 「奈良のトビラ」は、書籍編集者で奈良市で雑貨カフェを経営する生駒あさみさん、「ディープな奈良」を巡る旅行会社代表の岡下浩二さんらが企画し、奈良の知る人ぞ知る食材や工芸品を期間限定ショップで販売して、奈良の魅力を全国に発信しようというプロジェクト。これまでに大阪(2023年7~10月)や東京(24年1月)に出店し、トークショーや試食会などのイベントも開催して人気を博してきた。今年度も滋賀や宮城、福岡などに出店する予定だ。

 平城宮いざない館にはこれまでもミュージアムショップがあったが、品ぞろえは奈良時代や平城宮跡に関するグッズが中心。イベント時に「奈良のトビラ」がブースを出し、ふだん奈良市では買えない奈良県内各地の産品を販売すると、好評だった。そこで館を運営する平城宮跡管理センターとタイアップし、「奈良のトビラ」が店をプロデュースすることになった。

 常設店では毎月、県内の市町村や会社を紹介するイベントを開催。オープン初日の20日には、土砂崩れによる国道の通行止めが続く下北山村を応援するトークショーなどを予定している。

 生駒さんは「観光客はもちろん、奈良市の人も知らない『奈良のいいもの』を紹介していきたい」と話している。問い合わせは「奈良のトビラプロジェクト」のメール(naranotobira@gmail.comメールする)へ。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
今井邦彦
専門記者|歴史・文化財
専門・関心分野
歴史、考古学、文化財、サブカルチャー