第2回島根でも難しい業界頼みの選挙 「社長の一声の時代は終わっている」

有料記事王国の崩壊 解剖自民党

森岡航平 小木雄太
[PR]

 裏金と教団問題以外にも、自民党の基盤を溶かしているものがある。

 島根1区補選の投票が3日後に迫った25日朝。松江市内の建設会社前に、会社名が記された作業服をまとった従業員ら100人以上が集まっていた。

 「自民の不祥事があって、補選は全国で注目されている。ご協力をお願いしたい」

 自民党員の建設会社の社長(52)は従業員に呼びかけた。横に並んだ自民の新顔候補は、公共事業の確保に取り組むことを誓ってみせた。

 公共事業に絡む建設業界は…

この記事は有料記事です。残り983文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
森岡航平
政治部|首相官邸担当
専門・関心分野
国内政治
特集「自民党とカネ」

特集「自民党とカネ」

繰り返される政治とカネの問題。渦中の議員の発言で振り返ります。[もっと見る]