マダイ水揚げ10年で15倍超 高級魚のイメージだが、地元では……

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東野真和
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 サケ、サンマ、イカ……今まで主力だった魚の記録的不漁が続く岩手県で、マダイの水揚げがどんどん伸びている。「タイの尾頭付き」がお祝い事に出されるほど代表的な高級魚のイメージがあるマダイ。その豊漁だが、地元はそんなにうれしくなさそうだ。

 10年前の2014年度の水揚げはわずか7・5トンだったが、年々増加傾向で、昨年度は67・6トン、今年度は2カ月半で117トンを超えている。釜石市鮮魚店「平庄」の菅原敏さん(67)は、「2年ほど前までは、ほとんど扱わなかった」と話す。

 岩手県水産技術センターによ…

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この記事を書いた人
東野真和
釜石支局長|震災復興・地方自治担当
専門・関心分野
震災復興、防災、地方自治、水産業