縄文人もマグロを食べた?海の人類史から見るグルメでオシャレな一面

有料記事

川原千夏子
[PR]

 縄文人はマグロを食べ、こだわりのアクセサリーで着飾っていたのかもしれない――。私たちの祖先、ホモサピエンスが海とどう関わり、現代社会は海とどう向き合うべきかを考える特別展示「海の人類史-パイオニアたちの100万年」が東京・丸の内で5日から始まった。

 ホモサピエンスが日本列島に現れたのは3万8千年前ごろ。海を渡ってやってきたと考えられている。

 展示されているのは、こぶし大ほどはあるマグロの骨に、骨で作られた釣り針や軽石の浮き。波怒棄館(はぬきだて)遺跡(宮城県気仙沼市)から出土した縄文時代の痕跡の数々だ。

東日本大震災後の発掘調査で、6千点以上のマグロの骨が見つかり、「縄文のマグロ漁集落」として注目を集めた。

 同じ遺跡からは、石の刃が刺…

この記事は有料記事です。残り620文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません