新潟で大雨続く 佐渡に土砂災害警戒情報、大河津分水路では斜面崩落
山崎靖 茂木克信
新潟県内は梅雨前線の影響で、8日から9日にかけて下越や佐渡を中心に大雨を観測した。10日以降も局地的に激しい雨が降る見込みで、気象台は土砂災害の危険が高まっているとして注意を呼びかけている。
新潟地方気象台によると、9日は停滞する梅雨前線に湿った空気が流れ込んだ影響で大雨となり、新潟市、村上市、新発田市、胎内市、佐渡市、関川村に大雨警報が発表された。佐渡市には、土砂災害の危険が非常に高まっているとして土砂災害警戒情報が出された。
北陸地方整備局信濃川河川事務所によると、信濃川の人工放水路、大河津分水路の工事現場(長岡市寺泊)で8日、山地部の斜面が高さ約25メートル、長さ約70メートルにわたって崩れた。けが人はおらず、一般道への影響もないという。