11月に控える米大統領選からの撤退を21日に表明したバイデン大統領(81)。投票日まで4カ月を切るなかでの現職大統領による異例の再選断念を、米国民やバイデン政権の閣僚はどう受け止めたのか。
教育団体で働くシカゴ在住の民主党支持者、テリ・ヒューストンさんは、「悲しいことだが、困難かつ賢明な決断をした」と話し、バイデン氏の撤退を評価。後継候補となる見通しのハリス副大統領については「民主党陣営の選挙戦に、新たなエネルギーを吹き込むことになる。興奮している」と語った。
バイデン氏が失態をさらした6月下旬の討論会以降、大統領選に明るい展望を持てなかったという。ハリス氏が候補になれば、状況は大きく変わると信じている。「民主党は伝統的ではない方法で、選挙戦を展開し、若者や無党派の有権者にアピールしてほしい。11月にかけて、おもしろいことが次々に起こるはず。エキサイティングな選挙になりそう」
一方、出張でニューヨークを…