岸田首相不出馬 派閥の論理が通用しなくなった自民党、総裁の条件は
聞き手 シニアエディター・尾沢智史
突然、岸田文雄首相が表明した自民党総裁選への不出馬。政治学者の待鳥聡史さんは、「自民1強」といわれながら、政権交代のリスクが無視できないことが背景にあると考えます。新たな総裁に求められる条件とは何か。岸田政権の3年間とは何だったのかを聞きました。
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――岸田文雄首相の突然の総裁選不出馬表明をどう見ましたか。
「タイミングはともかく、不出馬自体に大きな驚きはありません。内閣支持率がこれだけ低いと、解散総選挙の時期も自分では選べなくなる。総裁選で勝てたとしても、接戦なら党内求心力は落ちてしまう。先のことを考えると、立候補しないほうがいいという判断になったのでしょう」
――派閥解消など、自民党の体制が変わった影響はあったのでしょうか。
派閥解消、変化した党内力学
「今の自民党の派閥は、かつ…
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自民党総裁選挙2024
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