延岡ゆかりの2隊員、知識・技術で国際貢献 青年海外協力隊に派遣
星乃勇介
延岡市ゆかりの青年海外協力隊員が7月30日、派遣を前に読谷山洋司市長らを訪ね、活動への意欲を語った。
派遣されるのは、市立恒富中教諭の沓掛堅也さん(29)=宮崎市出身=と、帯広畜産大学生だった佐藤天音さん(22)=延岡市出身=の2人。
沓掛さんは8月から2026年3月まで、アフリカのエチオピアの小学校で理科教育に携わる。「現地は座学中心と聞いている。一人でも多くの子どもたちに、実験の楽しさを伝えたい。延岡の子どもたちとも交流できれば」と話した。
佐藤さんは8月から26年8月まで、南米パラグアイの農協で小規模な農家に家畜飼育の技術を伝える。「日本の緻密(ちみつ)な繁殖管理を知らせ、農家の収入アップにつながるように一緒に取り組んでいきたい」
読谷山市長は「挑戦に心から敬意を表したい。健康に気をつけて、(現地で)延岡のことも大いに語ってほしい」と激励した。