総文祭で文化庁長官賞受賞 和歌山県立橋本高校邦楽部が市長に報告

大野博
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 和歌山県立橋本高校の邦楽部が7月31日、8月1日に岐阜県で開かれた全国高校総合文化祭総文祭)の日本音楽部門に出場し、箏(こと)の演奏で、最優秀賞(文部科学大臣賞)に次ぐ優秀賞・文化庁長官賞を受賞した。26日、部員らが橋本市役所を訪れ、平木哲朗市長に受賞を報告した。

 同高の邦楽部は戦前の高等女学校時代からの伝統があり、県代表としての出場は6年連続。優秀賞は3年連続だが、最優秀賞には一歩及ばなかった。今月24日には新国立劇場で開かれた総文祭優秀校の東京公演に出演した。

 前部長の井本成美さん(3年)は「2014年に先輩たちが優勝したときと同じ、あこがれの『絃歌』という曲を、大舞台で楽しく弾くことができました。他校の演奏を聴いたら、私たちは優秀賞が相当だと思えた」と話した。現部長の安井美咲さん(2年)は「総文祭の後、みんな泣いていたけれど、うれし涙も悔し涙もあった。来年こそは全部うれし涙に変えたい」と決意を新たにしていた。

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