うまいもん甲子園 神島高校が決勝大会に進出、敗者復活投票で1位に
高校生が地元食材を使ったアレンジ料理を競う「第13回ご当地!絶品うまいもん甲子園」で、和歌山県立神島高校(田辺市)が決勝進出を決めた。近畿エリア選抜大会で一度は敗れたが、一般の人たちのLINEによる投票で1位に。「復活」で出場権を得た神島高校は、11月3日に東京で開かれる決勝大会に挑む。
うまいもん甲子園は、書類選考を通過し、各エリアの選抜大会を勝ち抜いたチームなどが日本一を競う。神島高校は2016年に優勝した。今回、選抜大会で選ばれた9チームがすでに決勝大会への出場を決めていて、選抜大会で敗れた34チームが敗者復活戦でただ一つの出場枠を競った。13~16日に行われたLINE投票では、神島高校は2431票を獲得し、2位に900票近い差をつけトップ。昨年もLINE投票1位で決勝大会に出場し、2年連続の復活となった。
今回のメンバーは、いずれも3年生の関奈々子さん、鈴木櫻さん、緒方柚奈さんの3人で、「梅と鯛(たい)とトルティーヤ」を出品した。特産の南高梅と白浜町の養殖マダイを使用。梅酢で下味をつけたマダイの「フライ」と「レタス」などに、梅肉とカリカリ梅をつかった「タルタルソース」をかけて「トルティーヤ」で巻いた。
3人は近畿エリア大会敗退後、行政機関や企業、イベント会場など地域を回り、投票への協力を呼びかけていた。3人は「地域の人たちの応援に応えられるように、がんばって結果を残したい」と、投票や応援してくれた人たちへの感謝を口にした。関さんは「トルティーヤやタルタルソースの完成度を高めて決勝に挑みたい」と意気込んでいる。