「捕まったら殺される」 未明の強盗事件、1人の男が語った言葉
藤田大道
9月28日から10月1日の未明にかけて東京、埼玉両都県で起きた計3件の強盗致傷事件。いずれも複数の男が住宅に侵入し、住民を襲っていた。半径約10キロ圏内で起きた事件について、警察は関連を含めて捜査している。
このうち、9月28日未明に東京都練馬区大泉町1丁目の住宅に侵入した事件では、被害に遭った住宅の男性や近隣住民らが犯行グループの1人を取り押さえた。その様子を目撃した近隣住民らが、当時の緊迫した様子を振り返った。
「強盗だ! 警察を呼んで!」
28日午前3時前、埼玉県境に近く一軒家が並ぶ住宅街。近くに住む50代の女性は、男性の大声で目を覚ました。「酔っ払いかな」。最初はそう思ったという。
別の家に住む男性(30)も同じ声で目を覚ました。外に出ると、男性3、4人が1人の若い男を取り押さえていた。
住民らが取り押さえたのは職業不詳の男(22)。男性らによると、取り押さえられた後は抵抗する様子はなく、「すみません。逃げないから話します」と懇願していたという。
「闇バイトで」「12時に集合」 住民が聞いた犯行グループの男の話
すぐに警察官が駆けつけた…