「徴兵された」ウクライナの美術家に寄せる思い 群馬・渋川の彫刻家

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星井麻紀
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 ロシアによる侵攻が続くウクライナの首都キーウで開かれている展覧会で、群馬県渋川市彫刻家ら3人の日本人作家の作品が展示されている。ウクライナの芸術家への支援と交流を続ける作家たちは、いつか日本に招待し、作品展を開催しようとの思いを新たにしている。

 「改めてウクライナで戦争が続いていることを実感した。我々にとっては本当に非日常の出来事が起きている」。出品する作家の1人、渋川市の彫刻家福田篤夫さん(66)は話す。今回の展示は、ウクライナの著名な美術家ティベリ・シルバシ氏の個展の一環で、世界13カ国の作家の作品を招待したもの。日本からは、福田さんのほか、福田さんの長男で東京芸大大学院生の周平さん(27)と、茨城県土浦市を拠点に活動する油絵画家の宮崎優花さん(34)の作品計6点が23日まで展示される。

 福田さんと周平さんは2019年、キーウで開かれた国際美術展に参加した縁で、ウクライナの作家たちとの交流を続けてきた。ロシアの侵攻が始まった22年には、ウクライナ人作家のセルヒー・ポポフ氏から現地の悲惨な状況を聞き、ウクライナ人作家5人の作品を日本国内の4カ所で展示するチャリティー展覧会を開いたこともある。

 福田さんと周平さんは9月…

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この記事を書いた人
星井麻紀
前橋総局
専門・関心分野
ロシア、平和、自然保護、まちづくり
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