石破首相の初外遊、ASEANは歓迎 アジア版NATOへの反応は…

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ビエンチャン=大部俊哉 武石英史郎
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 石破茂首相が10日、ラオスの首都ビエンチャンに入り、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関連会議に臨んだ。初外遊先となったASEAN側は歓迎ムードだが、石破氏が訴える「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」構想については、とまどいや警戒感をにじませる国もある。

 就任直後で総選挙も控える石破氏が出席したことに対し、ラオス外務省関係者は「(米国など)他の主要国のリーダーが欠席する中、日本の首相を迎えられることをうれしく思う」と評価した。

 石破氏自身の知名度は浸透半ばだが、外交関係者の間や報道では、安全保障の面で話題に上ることが増えている。

ASEAN各国からの声

 石破氏は10日の日ASEA…

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この記事を書いた人
大部俊哉
マニラ支局長|東南アジア・太平洋担当
専門・関心分野
安全保障、国際政治、貧困問題