都立両国高 卒業生のオーケストラ、「第九」で祝う同窓会120周年

【連載】高校思い出クリック~青春群像記~

高校をシリーズで紹介する企画。今回は東京都立両国高校の3回目です。

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 両国高校の同窓会「淡交会」は来年、結成120周年を迎える。記念事業として、7月にすみだトリフォニーホール(東京都墨田区)でベートーベンの交響曲第9番、通称「第九」の演奏会が開かれる予定だ。

 演奏するのは、卒業生が主体となって1949年に創立した淡交フィルハーモニー管弦楽団。同窓会の名前を冠し、長い歴史と活発な活動記録を持った楽団は珍しい。

 指揮をとる新田ユリ(62、80年卒)は在学中、音楽部でバイオリンを弾いていた。「流れるような一連の動作にあこがれ」、弓道部にも入部。両立は大変で、どちらの部の仲間からも「掛け持ちはやめたほうがいい」と言われたが、3年間やり通した。「どっちも弓をひいていたんですけどね」と笑う。

 今年1月の第69回定期演奏…

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