医師としての知見を生かし、厚生労働省の医系技官として働く長嶺由衣子さん(42)。人口800人の離島や国際機関など様々な舞台で活躍してきた。ただ「自分の人生の最初のハイライトは国立高校時代だった」と言う。
――どのようなお仕事をしているのですか
「老人保健課というところで、介護保険に関わるデータ全般の利活用に関わっています。どうすれば人は最期まで豊かに生きられるか、に関心があります。来年度は診療・介護・障害福祉サービス等の同時報酬改定の年なので、変えるべきこととそうでないことを慎重に見極めています」
魅力ある東京都内の高校を訪ね、多彩な学びやスクールライフに迫る連載。今シリーズは、都立国立高校です。