陸自オスプレイが離陸時に左翼損傷 全17機の飛行見合わせ
矢島大輔 棚橋咲月
27日午前11時40分ごろ、沖縄県の与那国島にある与那国駐屯地で、陸上自衛隊の輸送機オスプレイが離陸の際にバランスを崩し、左翼の一部が地面と接触して損傷した。自衛隊員ら16人が搭乗していたが、けが人はいない。防衛省は「原因が分かり、対策がとられるまでは陸自のオスプレイ全17機の飛行を見合わせる」としている。
防衛省によると、同機は千葉県の木更津駐屯地に暫定配備されている17機のうちの1機で、日米共同統合演習「キーン・ソード25」に参加中だった。与那国駐屯地から離陸しようとした際に機体が左右に揺れて、バランスを崩したという。
与那国島では住民の島外避難や急患輸送の訓練が予定されていた。陸自隊員である操縦士2人と整備員3人のほかに搭乗していた11人の属性は明らかにしていない。
同機が所属する第1ヘリコプター団長の廣瀬敏彦陸将補は「地域のみなさまに多大なご心配をおかけして誠に申し訳ない。引き続き、飛行の安全に対して最大限の努力を傾注する」とのコメントを出した。
今月23日には、同訓練に参…