「輪島塗」の魅力、職人が自ら語って販売 東京からの「恩返し」

有料記事

上田学
[PR]

 能登半島地震と豪雨で二重に被災し、甚大な被害を受けた石川県の伝統工芸「輪島塗」の職人らを招き、東京都府中市で18日から、漆器の販売会が開かれる。職人自身が輪島塗の魅力を語り、多くの人に購入してもらうことで、復興につなげようと企画された。漆塗りを生かした作品展示のイベントも同時期に開かれる予定だ。

 企画するのは八王子市東中野の漆造形プロデューサー、渡辺和子さん(66)。輪島市や福井県鯖江市の職人のもとで修業を積み、35年前に都内で工房を開いた。漆塗り立ての一級技能士の資格を持つ。製造販売する会社「Duco(ドゥーコ)」を営み、漆を使った小物やインテリアなどを開発。現地の工房とも交流を続けてきた。

 輪島市では二度の被災で多く…

この記事は有料記事です。残り732文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
上田学
ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
地方過疎(地方創生)、まちづくり、消費者問題、福祉・介護、社会保障