1等米比率、福井のコシは88.5% 猛暑でも雨量に恵まれ例年並み

安田琢典
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 北陸農政局は2024年産米の米穀検査結果を公表した。北陸3県と新潟県を合わせた4県の1等米比率(10月末時点)は82・0%で、記録的に低かった昨年の37・9%を大幅に上回り、例年並みに回復した。

 昨年は猛暑と小雨の影響で、各県で主力品種のコシヒカリに米粒が白くなるなど大きなダメージがあった。今年も猛暑だったものの、比較的雨量に恵まれたとみている。

 北陸3県を県別にみると、福井県の1等米比率は88・6%だった。品種別ではコシヒカリが88・5%で、ハナエチゼンは92・3%。県のオリジナル品種「いちほまれ」は95・2%だったという。

 富山県は89・7%で、コシヒカリは89・3%。県のオリジナル品種「てんたかく」は91・1%、「富富富」は97・3%だった。

 石川県は87・9%。コシヒカリは87・6%で、県のオリジナル品種「ゆめみづほ」は90・7%、「ひゃくまん穀」は89・0%だった。

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