「移住失敗」で相次ぐトラブル 人材派遣会社の力でミスマッチ解消を

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山浦正敬
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現場へ! 地域おこし協力隊(5)

 大学4年の女性(21)は一瞬、たじろいだ。机の向かいに座る背広姿の男性が語気を強めて念押ししてきた。

 「『ここで農業をする』という意志を持つ人を募集しています。定着する人材です」

 京都府京丹波町は黒大豆の産地の一つだ。収穫期を過ぎた11月中旬、女性は町職員の案内で、町の農産物を扱う「地域商社」を訪ねた。

 事務所は大手コンビニの店舗跡。観光協会の一部門で、町内での就農者を育てる研修農場を来春に開く。一期生として「地域おこし協力隊」を募る。

 大阪府出身で地元の大学に通う女性は、来春の新卒とともに就農を目指す。この日は応募前の現地見学だった。

 女性はその場で覚悟を伝えられなかったものの、応募への決意はいっそう固まった。

 「報酬をもらいながら農作業から商品開発まで学べ、就農後も支援してくれるのはありがたい」

浮き彫りになるミスマッチ

 事前に双方が考え方を確認し…

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この記事を書いた人
山浦正敬
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
事件・事故 災害 サッカー 多様な生き方
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    綿野恵太
    (文筆家)
    2024年12月25日13時0分 投稿
    【視点】

     地元にも協力隊の人がいらっしゃいますが、任期を終えるとけっこうな人が地域から離れていっていますね。そもそも働ける場所が少なかったり、人間関係が一度こじれると修復が難しかったりするので。だから、ミスマッチは双方デメリットしかないのでなくせる

    …続きを読む