奈良でK―POPライブ、予算案が成立 知事、有料化へ「協議する」

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阪田隼人 机美鈴 仙道洸
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 奈良公園でK―POPアーティストが出演するコンサートを奈良県が企画していることをめぐり、同県議会で16日、関連事業費を含む補正予算案が可決、成立した。ただ、最大会派「自民党・無所属の会」の賛否が割れたうえ、賛成した県議・会派からも事業費削減を求める申入書が手渡され、山下真知事はコンサートの有料化を含め、今後検討を進める考えを表明した。

 県は来年10月、県と友好提携を結ぶ韓国・忠清南道との文化交流イベントとして、K―POPアーティストによる9千人規模のライブなどを奈良公園春日野園地で企画。1988年の「なら・シルクロード博覧会」の収益金を原資とする県国際交流基金を活用するとし、会場設営費など総額約2億7千万円の事業費の一部を補正予算案に盛り込み提案していた。

 この日の採決の賛否は、自民会派(議長含め22人)が党議拘束を外し、真っ二つに割れる異例の展開となった。

自民県議が補正予算案を提案

 費用対効果を疑問視する自民…

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この記事を書いた人
机美鈴
奈良総局|県政・教育担当
専門・関心分野
ジェンダー、性、動物福祉、化学物質過敏症