酒田市、豪雨災害の復旧・復興方針案を説明 1月末までに策定へ
7月下旬の記録的な豪雨で甚大な被害を受けた山形県酒田市は、復旧・復興の方針策定に向けて、被災住民に方針案を示して意見を聴く地域ミーティングを11月から始めた。来年1月末までに、住民の意見を反映した方針を策定する予定だ。
今回の豪雨で、酒田市では7月25日に大雨特別警報が2度にわたり発表され、市は八幡地域全域や西荒瀬地域に緊急安全確保を発令、最大1752人が避難した。荒瀬川が氾濫(はんらん)した八幡地域で1人が亡くなり、市内各地で建物や農地、交通やライフラインに大きな被害が出た。
市はこれを受けて、復旧・復興の方針案を11月に発表。被害が大きい八幡、西荒瀬、松山、平田の4地域で、11月下旬から地域ミーティングを順次開いている。
八幡地域では11月下旬に2回開かれ、27日に大沢コミュニティセンターであった地域ミーティングには住民ら約20人が参加した。
市からは「誰も取り残さない被災者支援」「今後も住み続けたいと思えるまちを目指す」などを基本理念とした基本方針案やその概要、工程表の説明があった。
質疑応答では、住民の男性らが、農地が広いと復旧の受益者分担金もかさむと指摘。「配慮しないと大沢の農地はダメになる」と危惧した。
自宅が損壊したという女性は「提供されたアパートに住んでいるが(入居期限の)2年後はどうしたらいいのか。理念は立派だが、一人一人に寄り添ってもらえるのか」などと訴えていた。
終了後、住民の一人で復興に向けた活動に力を入れている阿部彩人さん(44)は「方針は示されたが、不安に思っている人は多い。具体的な細かい施策はまだ見えてこなかった」などと話した。
市によると、これまでに八幡と西荒瀬で計3回開き、計約70人が参加した。松山では12月22日、平田では来年1月20日に開く予定。
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- 【視点】
7月の豪雨災害から早くも雪のシーズンに入りつつある。遠く離れた山陰,鳥取にいる身だが比較的,酒田市の八幡地域には除雪ボランティアの関係もありお邪魔する機会がある。私は豪雨災害後の八幡地域の大沢地区北青沢の状況も目の当たりにしたこともあり,「
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