「分断を乗り越えよう」BTSがラップに込めた思い 戒厳令で再注目

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小川尭洋
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 韓国アイドルグループ「BTS」の9年前の楽曲が、12月3日の尹錫悦大統領による「非常戒厳」宣布をきっかけに、世界各地のファンの間で再び注目を集めている。光州出身のメンバーが、1980年の戒厳令下で多くの犠牲者が出た「光州事件」について歌ったフレーズがあるからだ。

 法を手放すなんてあり得ない――。

 民主主義が揺らいだあの夜、突き動かされるように国会前に駆けつけた韓国の人たちの思いとは。

生まれる20年前のことでも

 3日夜、光州出身の女子大学生(21)はデモに加わるため国会前に向かうなか、この曲を聴いていた。

 「Ma City」

 BTSのメンバー7人がそれ…

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この記事を書いた人
小川尭洋
デジタル企画報道部
専門・関心分野
人種差別、海外ルーツの人々、歴史認識、政治と教育
韓国「非常戒厳」

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