斎藤知事が思う今年の漢字は「結」 議会や職員との信頼関係づくりへ

添田樹紀
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 兵庫県の斎藤元彦知事は18日の定例記者会見で、自身が考える「今年の漢字」に「結」を選んだと発表した。毎年発表しており、自筆の色紙を用意して披露した。

 理由の一つとして、内部告発問題をめぐって失職したあと、11月の知事選で再選したことを踏まえ、「力を結集して兵庫の未来を切り開いていく」と述べた。

 斎藤知事は「結」を選んだほかの理由も語った。「県政を前に進めるにあたり、県議会、市町、県職員、県民と信頼関係を結んでいくことが何よりも大事。そしてこれまでの様々な取り組みが更に実を結んでいくことも大事だ」と述べた。

 さらに、来年に予定される大阪・関西万博や、発災から30年を迎える阪神・淡路大震災の経験と教訓の継承・発信などに触れ、「県民のみなさんの期待に応えられるよう良い施策を実施し、結果を出していきたい」と語った。

 斎藤知事のこれまでの「今年の漢字」は、初当選した2021年は「政治の世界に飛び込んで、思い切って動いた」として「動」、22年はコロナ禍を踏まえ、「互いに支え合って、この難局を切り抜けていこう」という意味を込めて「支」、23年は「県政に勢いをつけたい」として「勢」だった。

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この記事を書いた人
添田樹紀
神戸総局|兵庫県政
専門・関心分野
国内政治、東南アジア、性的マイノリティ
兵庫県の内部告発文書問題

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