シリア暫定政権「特別法廷」設置へ アサド政権下の拷問、責任問う

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

イスタンブール=其山史晃 ニューヨーク=遠田寛生
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 シリアの反体制派による暫定政権は、アサド政権下で市民の拘束や拷問に関与した者を裁く「特別法廷」を設置する方針を示した。暫定政権のアルナウト報道官が、カタールの衛星放送アルジャジーラが19日に報じたインタビューの中で明らかにした。

 内戦下のシリアでは、アサド政権の治安機関が拘束した数万人規模の市民が消息を絶ち、秘密収容所で拷問され、死亡したとみられている。アルナウト氏は、法の支配と司法制度に対する人々の信頼を確立することが新政権の重要な任務だと説明。「それは、シリア人をアサドの悪名高い刑務所で拘束し、拷問にかけた者たちが裁きにかけられた時に実現される」と述べた。

 暫定政権による統治が進むな…

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この記事を書いた人
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
遠田寛生
ニューヨーク支局
専門・関心分野
大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング
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